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開藩400年記念事業

平成21年(2009年)は、徳川家康公の十一男である徳川頼房公が、常陸水戸25万石に封じられた慶長14年(1609年)から数えて400年目にあたります。茨城県では、水戸藩開藩400年を全国に向けてPRするために、さまざまな記念事業を計画しています。

ロゴマークを一般募集

まず昨年末に、茨城県水戸市で、記念事業をPRする上で、シンボルとなるロゴマークを募集しました。応募資格は、特に制約はなく、誰でも応募できるものでした。デザインについては、「丸に三つ葉葵」の紋を使用するなど、水戸藩の歴史や特徴を考慮したものであり、「水戸藩開藩四百年」の文字を必ず使用して、大きさは15p×15pの枠内におさまっていれば、あとは自由です。最優秀賞の賞品は、彰考館徳川博物館のペア招待券に、水戸の米「水戸っ穂 風彩(かぜいろ)常澄」1俵と、これも郷土色豊かでした。210点の応募作品が集まる中、東京都在住の須賀裕明さんのデザインが最優秀賞を獲得しました。デザインは、水戸を象徴する梅(烈公梅)をモチーフとし、黒は水戸藩・水戸藩士の揺るぎない意志、赤は水戸市・水戸市民の躍動感を表しているそうです。

茨城県立歴史館での企画展

水戸市の茨城県立歴史館では、5月5日から17日まで、水戸藩開藩400年のPR事業の一環として、水戸藩絵画史に先鞭をつけた狩野派の御用絵師や地元・水戸出身の画家らの作品を一堂に展示する企画展「水戸藩ゆかりの絵師」が、開かれています。水戸藩は藩主が江戸に常駐していたため、地元に残る絵画は少ないといわれていますが、この企画展では、水戸藩絵画史の空白を埋める江戸時代前期の御用絵師にスポットを当てました。藩の御用絵師となった狩野興也ら狩野派絵師をはじめ、「水戸藩の三画人」と呼ばれた林十江、立原杏所、萩谷遷喬などの作品23点が展示されています。尾張、紀州と並ぶ御三家の水戸藩の御用絵師は、江戸幕府御用絵師(奥絵師四家、表絵師十五家)に次ぐ地位で、狩野興也は300石取りでした。現存する作品の少ない興也の「山水図屏風」なども展示されています。

記念映画の製作

そして、水戸藩開藩400年のPR事業として、茨城県が一番力を注いでいるのが、水戸藩を舞台にした記念映画の製作です。どんな映画を作るか検討し、行き着いたのが、吉村昭氏の小説「桜田門外ノ変」でした。吉村氏は数多くの歴史小説で知られていますが、この「桜田門外ノ変」は、関鉄之介という一人の水戸藩士の目を通して、幕末の一時代が浮き彫りにされていきます。そして、水戸藩開藩四百年記念「桜田門外ノ変」映画化支援の会が設立されました。記念映画「桜田門外ノ変」は、水戸藩開藩400年の今年クランクインして、桜田門外の変から150年の来年2010年に全国公開される予定です。さまざまな水戸藩開藩400年記念のPR事業が開催される中、2009年は茨城県民の結束も強まる年となるでしょう。

 

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